連日の猛暑が続く本格的な夏になった。早速、家族で涼を求めて勿来の四時ダムのお祭りにでかけた。
ダムへ直結するトンネルをくぐり抜けると、ビールやかき氷の模擬店、地元の人たちの即売会、生バンドなどの催しで大盛況だった。
子供たちは鮎の塩焼きとジュースを両手にご満悦。その一角で市水道局の職員を見かけた。「自動給水分配装置」という機械で災害非常用の給水パックを作り、無料で配布していた。1時間に1㍑袋が2400個も作れるという優れものと聞いて驚いた。手渡されたパンフレットを読むと私の住む○○団地は、鮫川と四時川が取水口で、山玉浄水場や泉浄水場を経由して届いているようだ。
今、野生のメダカが絶滅の危機にさらされている。インターネット上でも全国から報道されていた。河川の浄化能力を超えるような有機物が流入すると溶存酸素(水中の酸素)が減少し、有機物が腐敗し、結果として魚が住めない汚れた河川になってしまう。今、「メダカの学校」は急激な水環境の悪化に被害を被っている。
昼食後、さらに上流を目指してドライブを続け、四時川から分岐する小さな谷川へ出た。
子供たちは水着に着替えて大はしゃぎ。周りは自然界の音だけ。透き通る水、平地では見られない羽黒トンボ。久しぶりに自然の中で時間を忘れてくつろぐことができた。
小川のせせらぎは、人間の心を癒やす「やすらぎ」の象徴かもしれない。また、水しぶきのたくさんある滝や川には、人体の健康維持に有益なマイナスイオンが豊富にあるという。公園の噴水のそばにも多いという。
人間の体の約7割は水。大人でも1日2㍑の水は必要であるという。毎日の暮らしと深いかかわりをもっている「水」のルーツ(源)を間近にして、私はあらためて水の大切さを教えられたように思う。人間は水との付き合いをもう一度本気で考え直す時期にさしかかっているのではないだろうか?
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