先日、平市民会館でいわき交響楽団のスプリングコンサートを聴いた。メーン曲は、チャイコフスキーの交響曲第5番。第4楽章の力強さとフィナーレは圧巻であった。高校の時、ステレオの前でオーケストラを想像し、指揮棒を振りながらレコード鑑賞していたころを思い出した。
今回、いわ響の演奏会に足を運ぶのは久しぶり。客演指揮者の力量もさることながら、演奏技術も格段に進歩していた。以前お世話になった元校長先生のK氏は、バイオリン奏者として活躍していた。音楽を愛好している彼はいつ会っても若々しく、はつらつとしている。今後はゆっくり音楽談義をしたいものである。 次の演奏会は10月15日。ブラームスの交響曲第1番。 いぶし銀の重厚な響きを堪能できると思うと今からわくわくする。
また、おとといの土曜日は、3年生90名を引き連れていわき市を縦断して田人町へ見学学習に行った。理科と社会の勉強である。市内の絵地図と比べながら、バスでJR常磐線沿線を走った。
南部の水がめである『四時ダム』で休憩をし、目的地である「カブトムシ城」に着いた。カブトムシは甲虫類(堅い表皮に囲まれている昆虫)に属し、卵、幼虫、蛹、成虫と変化するので完全変態の仲間に入る。
特に幼虫から蛹に変身する時は、まさに神秘的である。白い柔らかな蛹がオレンジ色から茶色になり、最後には堅い鎧をまとったカブトムシになる。体液が変化するのだが、どう考えても不思議である。カブトムシのことを本で詳しく調べてみると、幼虫の段階でも雄と雌の区別ができるようである。
『先生、この幼虫はどっち?』子どもたちからの質問攻めにあった。幼虫を手で触れなかった女の子も、今では自分の部屋に幼虫を置いてなでなで?しているという。
小さな命の鼓動を自分の心で受け止めているのであろう。だれの幼虫が早く蛹になるのかな?
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